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サマーセミナー「市民健康講座」(since 1997)
<主催:大津医学生会・同OB会、後援:大津市・大津市医師会>

大澤 透

サマーセミナー「市民健康講座」のレクチャーから

地域で取り組む腰椎疾患
─腰部脊柱管狭窄症の診断から治療まで─

京都第一赤十字病院 整形外科副部長大澤 透

本日は、腰部脊柱管狭窄症という一般的な疾患についての取り組みを紹介させていただこうと思います。

私は京都第一赤十字病院で勤務しております。現在工事中の新病棟は2015年9月に完成する予定です。当院における脊椎手術は年々増加し、2011年には160件を突破いたしました。これは京都府立医科大学附属病院よりも多く、京都府下で5番目の手術件数を誇っております。

病院の実力に対する評価についてお話します。診断群分類包括評価制度(DPC制度)とは、入院医療費を包括支払方式に移行するために平成14年度から導入された制度です。DPC制度に参加する病院は、入院患者ごとに「診断名」「治療方法」「入院日数」などの情報を体系的に整備し、厚生労働省にデータを提供する必要があり、病院としての高度な管理能力が求められます。疾患ごとに入院期間が定められており、その日数までの入院に関して報酬点数が優遇されております。

診断群分類のデータから様々なことが分かります。その病院の月平均患者数、平均在院日数、治療に長期間を要する傷病患者の構成割合、同じ傷病を治療する場合の平均在院日数などです。厚生労働省は、病院機能をその病院のもつ係数(機能評価係数)で評価・ランキングし、診療報酬に反映しています。

腰部脊柱管狭窄症の病態と診断のお話に移ります。平成22年の国民生活基礎調査において、国民がもつ自覚症状の中で、腰痛は男性で第1位、女性では第2位を占めております。

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