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閉鎖環境

越冬隊はほぼ1年間、30人くらいの少人数だけの社会で生活することになります。そのため閉鎖環境に特有の問題も生じてきます。まず、プライバシーもほとんどない小さい社会で生活することからくるストレスです。特に夏の間は個室もない生活が4か月ほど続きます。私個人的には全く苦痛もなく過ごすことができましたし、医務室でも集団生活の苦痛について相談を受けることはありませんでした。閉鎖された社会で生活のストレスを緩和する対応のひとつとして、連絡手段の確立があげられます。外界とつながっている安心感と開放感が得るための電話や電子メールといった設備の構築がかなり重要であると考えられます。実際、国際宇宙ステーションでも回線を通じて地上のイベントなどに積極的に参加することで、ストレスの緩和を目指しています。ほか、南極にあるすべての越冬基地が伝統的に行っている精神的なサポートとしては、ミッドウィンター・フェスティバルがあります。これは南極で太陽が全くでない冬至の時期に、リフレッシュすることを目的として行われています。我々の隊では、かまくらを掘ったり自作映画を上映したりして楽しみました。

閉鎖環境での問題点は精神的な面だけではなく物理的なものもあります。もっとも大きな問題は人手が足りないことです。国内の病院では医師・看護師・薬剤師・放射線技師・検査技師などたくさんの職種の人がそれぞれの専門知識を発揮して働いています。また、重症の傷病者を搬送する救急隊員もいます。しかし昭和基地では医療技術者は医師2名のみです。消防・救急関連の部門はありません。そのため、昭和基地では医療担当以外の部門の隊員に医療の補助をお願いし、定期的に傷病者に応急処置をして搬送することを中心に訓練を行っています。

また、人手がないことは機器が壊れた時にも大きく影響します。国内ではメーカに修理をお願いすればすみますが、南極ではメーカに送り返す輸送手段がありません。実際我々が越冬中には血液検査の機械が壊れたため、国内のメーカと連絡を取りながら故障個所を確認し、我々自身の手で修理をしました。


しらせ

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