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塚本 弘

<出典:大津医学生会誌 No.35, 2010・2011>

上海万博を振り返って

2010上海国際博覧会
日本政府代表塚本 弘

小生は、大津市に生まれ、大学卒業までずっと琵琶湖と比叡山を見ながら育ちました。

難関を突破され、医学生となられた新入生の方々、本当におめでとうございます。ただ、2011年は3月11日の東日本大震災と、福島原発の深刻な状況のため、皆様も心を痛めておられることと思います。今回の震災でお亡くなりになった方々に謹んで哀悼の意を表したいと存じます。

さて、今となると遥か昔のような気がしますが、一年前の2010年5月1日、上海万博が開幕しました。入場者数は約7,300万人と、それまで大阪万博が保持していた6,400万人の入場者記録を大幅に更新する、文字どおり史上最大の万博となりました。しかも期間中を通じて安全に運営され、かつ来場された皆様に楽しんで頂いた万博として終わったので、大変良かったと思っています。

とくに日本から出展した三つのパビリオン、すなわち日本館と、堺屋太一氏プロデュースによる日本産業館、そして大阪館のいずれも非常に評価が高く、日本のプレゼンスを充分に発揮することができたのではないかと実感しています。

その端的な事例が、ヴァイオリンを弾くロボットです。そのほか見学した皆様は、辞書や電話などの機能を持ち、インターアクティブに機能する大型画面のテレビや、また笑顔に焦点を当てるワンダーカメラなど、全ての技術について、楽しく見ていただけたと思います。これが日本館に多くの人々が訪れた最大の要因だと思います。結局、約540万人の方々が日本館に来られました。

期間中、25の都道府県知事の方々、および多くの市町村の首長が議会の方々とともに来訪し、それぞれ数日から長くて一週間、日本館に併設されたイベント会場で、各都道府県や自治体の観光名所、特産品、文化・伝統など、独自の地域資源を、来場者に向けて大いにアピールされました。今、日本各地には、ビザの緩和もあり、中国からの旅行客が増えています。実際に北海道などは、中国で公開された映画「非誠勿擾(邦題:狙った恋の落とし方。)」の舞台になったこともあり、たいへんな人気を集めています。

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